ウェブサイト売買は気になってはいたのですが、「どうせ、買ってもすぐに圏外に飛んだりするんだろうなあ・・・」といったことばかり考えて、ずっと手を出してきませんでした。

しかし、サイトアフィリになかなか時間を割けなくなったこともあり、「お金で時間を買うという選択肢もありかな」と考えるようになり、今回の売買に至ったのでした。

私にとって、サイト買取は全くの初経験だった訳で、どういった点に気を付けて売買すれば良いのかなど、一から勉強して何とか契約まで漕ぎ着けたのでした。

 

買ったサイトの概要

  • 買ったサイトは、物販アフィリエイトサイト。
  • 商品はとある化粧品であり、サイトではその商品のみを紹介している。
  • シリウスにて作成したサイトなので、移管等も簡単に行える。
  • サイトの売上は、6ヶ月平均で約20000円/月。
  • 月間費用なし(強いて挙げれば、サーバーとドメイン代金くらい)。
  • サイトとしては完成しており、更新の手間は基本的にはなし。
  • ウェブサイト仲介業者への手数料を含め、約24万円で購入。

 

購入に当たって重視したポイント

サイト購入に当たって重視したポイントは、主には以下の3点です。

まずは第1に収益性。
いうまでもなく、サイト買収というのは投資案件ですので、「サイト購入後にしっかりとリターンが生み出せそうか」という観点を最重視しました。

購入したサイトに関して、主要キーワードで圏外に飛ぶリスクや商品の陳腐化リスクなどを考慮すると、サイト購入後12ヶ月程度で収支トントンくらいになるような案件を探していました。

しかし、これまでサイト売買の業界では、サイト売上*10〜12ヶ月分+手数料(仲介手数料+契約書印紙、郵送費等)といった値が相場だったのですが、近年はサイト価格が高騰しつつあり、月売上の14ヶ月分くらいになってきておりました。

サイト価格が高すぎて(=投資回収まで時間がかかる)見送る案件が非常に多かったので、今回の買収案件は、私の求める条件にほぼ合致する、稀有な案件だったと言えます。

 

第2に重視していたのは、ハンズフリーであること。
前述の通り、最近はなかなかサイトアフィリに時間を割けなくなってきていたこともあり、更新の手間があまりかからず、収益を上げてくれるようなサイトを探していました(わがままですね笑)。このサイトに関しては、今後細かな修正こそ必要なのかもしれませんが、既に完成されたサイトであり基本的には放置可能と判断しました。

 

第3のポイントは、中長期的に収益を上げてくれること。
2の重要ポイントにもつながる内容ですが、安定的かつ半放置状態で収益を稼いでくれるサイトを探していました。

今回の買取サイトで販売している商品自体は、栄枯盛衰の激しい化粧品業界において、ロングセラーを飛ばしている商品でした。ですので、今後もある程度は売れ行き好調なのではないかという淡い期待を抱きつつ、このサイトに決めたのでした。

サイト購入にあたっては、基本的には上記の3点が最重要ポイントだった訳ですが、このサイトの売買を決めた他の要因としては、A8での売上を増加させることが出来そうだという点も大きかったです。恥ずかしながら、最近は物販サイトが不調でシルバー会員までランクダウンしていたこともあり、案件の承認率やCPCが確認できない状態でした。

なので、物販アフィリサイトを購入することによって、まずはゴールド会員になりたかったし、プラチナ・ブラックと移行していくことによって、単価交渉を行っていきたかったという観点も、私としては重要なポイントでした。

 

サイトを買収した結果・・・

サイトを購入してから、まだ3ヶ月も経過していないので、現時点では何とも判断はできませんが、現状ではこんな感じです。

(写真、データ)

 

12月中旬と1月の売上・承認状況等を見るに、今のところは順調に稼動しているように見えますね。

ただ、投資回収まではまだまだ長い道のりですし、当然投資金額の150%以上は稼いでもらわなければいけないと思っていますので、予断は許さない状況といえるでしょう。

また、GRCのデータなどを確認していると、主要な上位表示検索ワードでは結構変動もあるようです。ですので、適宜サイトコンテンツを追加していくことによって、上位表示を維持しつつ投資資金を着実に回収していきたいと思っています。

サイトの売上・アクセス等のデータに関しては、このサイトでも改めて記事にしたいと思います。

 

購入してみて、初めて分かったこと

1 特別単価は引き継ぐことが難しい

サイト売買の交渉を通して分かったことなのですが、売主はトップアフィリエイターと呼べるような実績の方でした(報酬画面を見せていただきました)。ですので、特別単価をASPから獲得しており、標準単価の約1.3倍の報酬を獲得していました。当然ながら、サイト売買サイトに掲載されていた売上金額というのは、特別単価考慮後の報酬金額だったのでした。

私のような弱小アフィリエイターの場合、まず間違いなく特別単価は獲得できないだろうと思いつつも、売主さんも売買完了後にASPへ交渉して下さるとのことだったので、単価交渉に不確実性が伴うことを理解しつつ購入した訳ですが、結果は惨敗。

ASPより、通常報酬単価で対応させて欲しいとの回答でした。

ですので、この経験から分かった教訓としては、「ASPからの特別単価は引き継げない」という前提で交渉を進めるべきだったということです。もしかしたら、それを交渉材料として、売主さんへ買取金額の減額を要求できるかもしれません。

何れにしても、買収サイドとしては、特別単価を基準として買収価格を算定する(=資金回収期間を計算する)ことには、かなりのリスクを伴いますので、やめるべきだと思いました。

2 サイトの譲渡契約書の実効力は疑わしい

サイト売買に当たっては、売買契約書2部作成し、相互保管としました。
内容については、売主さんや仲介業者と折衝を重ね、引き渡しはいつであるとか、サイト確認は何日以内にするとか、競業防止期間は何年にするとか、何かあった場合にはどこの裁判所を利用するとか、様々な取り決めを行い、契約書へ盛り込みました。

しかし正直なところ、この契約書にはどの程度の拘束力があるのだろうかという疑問が大きく残りました。法律素人である私には全く分かりませんが、恐らく穴だらけな契約内容だったろうし、相手にとって有利な条件になっていても全く気づくことはできません。

つまり、サイト売買における契約書に関しては、せいぜいお守り程度の存在でしかなく、結局は性善説に基づき、お互いの良心で取引をするしかないのだということを理解しました。

 

3 エスクローサービスは利用するべき

エスクローサービスというのは、資金を仲介業者へひとまず預託し、サイトデータの研修作業が済んだ段階で、買主に資金を提供するサービスです。

結論から言えば、互いに顔が見えないネット上の取引においては、不確実性が大きいので、このサービスについては極力利用した方が良いと思いました。

いくら相手の対応が紳士的だったとしても、もしかしたら資金をだまし取るための戦略なのかもしれません。アナリティクス等のデータや、A8の確定報酬データなどのキャプチャをいただきましたが、正直に言って簡単に改竄できますので、エビデンスとしてはあまり意味を成していません。

そういったことを考えますと、多少費用はかかってしまうかもしれませんが、サイトの検収後にこちらのタイミングで資金を渡せるというのは、コスト以上のメリットが存在すると思います。

 

初めてのサイトM&Aまとめ

以上が、私のサイト売買体験記でした。

最初の取引にしては、まあ上手くいった方ではないかと思います。

反省点もかなりありますが、サイト売買というのは実際にやってみないと分からないことなので、良い経験になったと思います。今後も、良いサイトがあれば積極的に手を出していこうと考えていますが、最近は本当に買収競争が激しく、どんどん売り手市場になりつつあります。日に日に買い手のリスク(高値で買ってしまうリスク)が上昇している状況なので、気長に、しかし適度にリスクをとってサイト売買を継続していきたいです。

また別のサイトを購入した際には、記事にしていきたいと思いますので、乞うご期待。