61d4Wa9S5vL._SL500_AA300_先日、たまたま買ったビジネスマン向け雑誌の「DIME10月号」。

その中で、「半沢直樹」の作者である池井戸潤さんの読書法について、対談が掲載されているのですが、情報発信ビジネスをする私たちとって、非常に重要な視点が含まれていました。

 

雑誌に紹介されていた対談の中で、
重要だと思った発言をピックアップします。

以下、「DIME10月号p18~22」からの引用です。

 

【池井戸潤語録1】

「知らないことを教えてもらったぐらいで感動する人はいません。だから、知識を詰め込むことが大切だとは思わない。いろんなものを読んでいろいろ知っている人はいるけれど、何かを創造することの根幹にあるのは、知識じゃなくて感性。(中略)知識という情報のデータベースじゃなく、感性に化学変化したデータベースじゃなきゃダメなんです」

「忙しく過ぎていく日々、読書に割ける時間が限られている中では、つい即効性を求めてビジネス書や自己啓発本に手を伸ばしがちだ、だが、感性を自由に遊ばせ、感動を通して心を耕す読書ができれば、毎日さらに充実するのではないだろうか?」

 

上の文章を読んだときに、「私のことを言っているのではないか汗」
と思ってドキッとしまうほど、的確に虚を突かれました。

私自身は、このブログでも書いているように 読書はかなりしています。
月10~20冊は新しい本を買って読んでいます。

「自分のビジネスに生かせるヒントはないか?」
「ブログのネタになることは、書いていないか?」といった視点で、
何冊も何冊も読んでいます。

そして、そこで得た知識を書いたり応用方法を紹介することが、
このブログの価値なんじゃないかなーと思って、情報発信をしています。

だから、読む本のほとんどが、ビジネス書などの実用書なんですよね。
小説などは、ほとんど、というか全く読んでいません。

でも、情報発信をする上では、
ただ役に立つ情報だけが求められているのではありません。

それは、人間というのは、完璧な存在ではないからです。

「ためになる」ということは知っていても、
真面目な文章や理解に時間がかかる文章を、読み続けることはできません。

人間って、かなり飽きっぽい生き物なんですよね。
私自身もそうです。

ななめ読みすら面倒くさくなって、
そもそも読むことを止めるなんてことも、少なくないです。

だから、役に立つだけではダメで、
「遊び」とか「エンターテイメント性」とか「面白さ」を
文章に散りばめる必要があるわけです。

読んでいておもしろく、それでいて、
ためになる文章というのが最高なわけです。

このことは、「知識」としてはもちろん知っていました。
しかし、私自身、ちょっと「遊び」の部分を蔑ろにし過ぎていたと思います。

ですので、このブログに関しても、コンテンツの質だけでなく、
「エンタメ性」も徐々に出していければなーと思います。

 

【池井戸潤語録2】

「本に書いてあることって、一度自分の中に取り込まれた後、何かの拍子にじわっと滲み出てくる・・・。たとえば日常生活におけるささやかな行動だとか、さりげなく発する一言に表れるものであって、即座に表面的なところだけを役立てようというのは、ちょっと違うような気がするんです。」

「感動できる感性を養う。それは、決して作家に限った能力ではないだろう。」

これも、自分のことを見透かされているように感じた言葉です。

さっきも書いたように、私の最近の読書は、
ちょっと即物的というか、短期的な読み方に偏っているんですね。

言ってみれば、狩猟的な読書です。
「必要な情報はないか??」と、獲物を探すような読書をしています。

もちろん、これはこれで必要な読書スタイルです。
ビジネス書を漫然と読んでいるだけでは、時間の無駄ですので、
目的意識を持って読むことは非常に重要です。

特に、時間がない人にとっては、最重要事項ともいえるでしょう。

でも、私たちの最終的な読書の目的は、
「ビジネスを覚えること」ではなく、
「豊かな人生を生きる」ということにあります。

「ビジネスを覚える」というのは、
あくまでも「豊かな人生を生きる」ためのプロセスであり、
一手段でしかありません。

そう考えると、「読書それ自体を純粋に楽しむ」ということに、
もっと時間を割いてもいいのではないかと思います。

私を含めて、心の向くままに感動するといった感性が、
徐々に希薄化しつつあるように感じます。

もしかすると、今回の池井戸さんのコメントは、
現代人に対する警告なのかななんて、深読みしています。

感動できる人や感性の豊かな人というのは、
人を惹きつける力があります。

情報発信をしている私たちにとって、
特に真剣に考えるべき問題ではないでしょうか。

 

まとめ

私たちも、情報発信をしている「物書き」の一人です。
読者を楽しませるべき「物書き」の一人です。

読者を楽しませるためには、まずは自分が楽しむ必要があります。
そのためには、心を遊ばせて思いっきり感動したり、感じる必要があります。

ですので、プロの物書きである池井戸さんの教訓を、
ぜひ心に刻んで、情報発信に取り組んでいきましょう。