WS000003「企業(公務員)に就職して、安定した生活を手に入れる」という考え方は、依然として根深いです。

むしろ、95%以上の人が思っている支配的な考え方だと思います。

日本では、「いい会社に入って安定した家庭を築きなさい。」ということを、
幼いころから言われ続けています。

実際、私の場合もそうです。

公務員の父と専業主婦である母から、
私も18年間そのように言われて育ってきました。

就職においても、今の就職先が内定していたにもかかわらず、
都庁の職員や区役所の職員になることを、
電話のつど言われ続けてきました。

母親は、

「公務員は、なんだかんだ最高だよ。一生、食っていける。」

が口癖でした。

私のように、言われて育った人は少なくないはずです。
特に、地方や田舎に住んでいる場合には、特にそうだと思います。

そのような伝統(慣習?)を考えると、
「就職先=大企業=安定」という選択肢を選びたくなるのは、
ある程度しょうがないといえます。

両親による、長年の「教育」の賜物といえると思います。

 

しかし、、、

たいていの場合、「安定した生活」のために、
あまりにも多くの犠牲を払い過ぎています。

つまり、あなたの貴重な人生という犠牲です。

 

普通、40年間以上を企業で過ごすことになります。

しかし、

・平日であれば、朝から晩まで働き続ける。
・自分のために費やせる時間は、せいぜい2時間くらい。
・でも、疲れすぎてご飯を食べて、お風呂に入って、寝るだけで終わってしまう。
・休日でも、「明日は仕事だから。」と飲むことをためらう。
・日曜日なのに、「明日は仕事だ」と憂鬱になる。

といった生活パターンが一般的ではないでしょうか。

ということは、極端かもしれませんが、
40年間の全てを企業に拘束されるということになります。

 

もちろん、「自分の人生において、重要なことは何か?」
ということを突き詰めた結果、
「安定した生活」という結論に至って、
そのような人生を過ごすのであればいいと思います。

それがその人にとっての幸せなのですから。

また、何か目的があって就職をしていたり、
どうしてもその仕事がやりたくて就職をしているケースに関しても、
問題はありません。

彼らにとって、充実した人生のために、
仕事が重要なファクターになっているからです。

しかし、たいていの人は、そうではありません。

非常に消極的な理由、
つまり「安定」のための就職という決断をします。

仕事の内容がどうだということではなく、
「生きていくには困らないだけの給料がもらえるから」
という理由で、就職するのです。

「仕方なく」とか「それ以外に方法はないから」という理由だけで、
40年間を棒に振ります。

「老後は自由に暮らそう」とか
「夢を諦めるってことが、大人になることなんだ」と、
自分に言い聞かせながら、社会人生活を消化する訳です。

 

はっきり言って、私はそんな人生は嫌です。

仮に、「一生雇ってやるし、退職金も、老後が困らないだけ払ってやる」
と言われても嫌です。

40年間にも渡って、安定とかお金のためだけに生きていくことには、
正直耐えられません。

 

「20才~60才という、一番健康的で、エネルギッシュで、
可能性に満ち溢れている時期を、
安定のためだけに捨ててもいいのだろうか?」

「自分がやりたいことを犠牲にしてまで、
生きていくことに意味はあるのだろうか?」

このように、心の底から思います。

もし、この記事を読んでいらっしゃる方が、
「普通」の方であったなら、今すぐに価値観を変えることは難しいと思います。

これまでの価値観を全否定することになりますし、
「安定こそが善である」と教わってきたのですから当然です。

また、価値観は、1日や2日で変化するものではありません。

でも、少しでも、ほんの少しでも、安定至上主義の考え方に疑問を持ち、
自分の人生というものを真摯に考え始めてもらえると、嬉しいです。

 

 

PS:

私が否定しているのは、
無条件に価値観を受け入れることに対してです。

真剣に悩んだ末、
「安定が一番である。だから、大企業で働き続ける。」
という結論に至ったのであれば、
それは素晴らしいことだと思います。

そうでない人は、就職することや働くことに対して持っている価値観が、
「本当に自分が望むものなのか?」を一度じっくりと考えてみてください。