Kid holding clapper board in hands

ここ最近、動画サイト「youtube」を利用したネットビジネスが注目を集めており、テレビでも特集が組まれる程になっていますし、youtuberとして生きていくことに憧れを持つ人も増えています。

しかし、ユーチューブで稼ぐって、そんなに簡単なことではありませんよ。

 

youtubeで生きていくって、簡単じゃない!!

WS000258

(参考:https://www.youtube.com/user/HikakinTV

冒頭でも書いたように、「youtubeで稼ぐ」という事に対して、世間的に大きな注目が集まっています。

特に、HIKAKIN(ヒカキン)さん、マックスむらいさん、バイリンガールさんといった「有名youtuber」に関して言えば、その知名度や影響力の大きさは、下手な有名人を遥かに凌駕しています。

当然、その知名度や影響力というのは、マネタイズ力にも直結します。例えばHIKAKINさんクラスになれば、動画1本で最低でも100万回は再生されているようなので、1投稿するだけで数十万円という世界です。365日1日1本動画を投稿するだけで、年収1億円は余裕で稼いでいると思います。

そう考えると、youtubeというのは、結構夢のある世界のように感じますよね。

でも、「ユーチューブで稼ぐ」って並大抵のことではありません。youtuberとして生きていくことに関して、大きく分けると、2つの障害があると思っています。

 

障害1 そもそも動画作成が難しい

Video camera operator

youtubeで扱うものとしては、基本的には動画がメインだと思いますが、コンテンツをゼロから自分で作成するということは、簡単なことではありません

youtube動画を作成するための便利なツールやサービスが、次々に出てきている事は間違いないのですが、依然としてオリジナルコンテンツ作成への敷居は非常に高いです。

私も過去に動画を作成したことが何回かありますが、30秒の作品を作るのに、何時間もかかりました。特に最初の段階では、動画と動画のつなぎ方や音楽の挿入法、エフェクトの付け方などあらゆることが分からなすぎて、動画作成ではなく、その勉強だけで10時間くらいかかって勉強していました。

私の要領の悪いことや当時の動画作成インフラが不十分であったことを考慮しても、動画作成というのは一筋縄では行かないと思います。

090130-05

(上の写真は、「nive(nico visial effect)」という動画作成ソフトを使って動画作成している。動画作成は地味で、非常に骨が折れる作業の連続。)

また、仮に動画を作成することが出来たとしましょう。しかし、その動画が人に受け入れられるかどうかというのは、全くの別問題です。他人に動画を3分間でも見させるって、決して簡単な事ではありません。

「詰まらないな」「なんか、クオリティが低いな」と無意識的にでも感じれば、開始数秒でも動画から離脱するでしょうし、それを乗り越えて関連動画まで見させるというのは、更に至難の業です。

HIKAKINさんなどは、ドン・キホーテなどで面白そうな商品を購入してきて、それを紹介したりする動画などで人気を博している訳ですが、それはHIKAKINさんだからこそできる事です。

  • 動画の開始数秒の作り込み
  • 適切な効果音(エフェクト音)
  • 動画を間延びさせないための工夫

etc・・・

一見、商品を面白おかしく紹介しているだけの単純そうな動画に見えますが、一つの動画を最後まで見させるための工夫や、次の関連動画を見させるための工夫が凝縮されています。

果たしてどれだけの人が、その水準のオリジナル動画を作成できるのかと言えば、大きく疑問が残ると言わざるを得ません。

 

障害2 著作権関係が非常にシビア

Boss threatening employee

障害1でも書いたように、オリジナルコンテンツで人を魅了し続けるというのは、並大抵のことではありません。ですので結局、既存にある「素材」を利用して投稿することになると思いますが、ここでも大きな問題が発生してきます。

ここでいう素材とは、他の人が作成した画像、音楽、テレビ番組、アニメといったコンテンツを指していますが、それらに対しては、誰かが必ずその権利を保有しています。ドラマやバラエティ番組であればテレビ局でしょうし、楽曲であればアーティストや音楽会社が権利関係を掌握しているのです。

結局、オリジナルコンテンツではなく、既存の素材を利用して「動画を投稿する」という行為は、著作権違反といった問題が常に隣り合わせなのです。

そして、それらの素材を勝手に商業利用することは、完全な権利侵害に当たると思いますが、そのような状態をyoutube(google)が放置しておくでしょうか??

WS000257

確かに今現在は、「youtubeで稼ぐ」という文化の黎明期にあるためか、youtubeにおける著作権のルールが完全には出来上がっていないように感じます。実際、バラエティ番組の動画をつなぎ合わせたような「キュレーション動画」や「まとめ動画」も横行していますし、それによって広告収入を得ている人も結構います。

違法動画を発見するための「自動クローラー」の技術も、現状では不十分です。動画を左右反転させたり、声のピッチを少し変更したり、動画サイズを変倍(例えば0.8倍にしたり)することによって、簡単にクローラーの目を欺くことができてしまっています。

WS000260

(youtubeのキャプチャ画像。動画サイズを少しだけ小さくする事によって、クローラーに著作権侵害と判断されないようにしている。)

でも、この無法地帯な状態がいつまでも続くとは思えません。世界最強のITカンパニーであるGoogleが、著作権侵害への対策を更に本格化させれば、あっと言う間に淘汰されてしまうでしょう。

実際最近のgoogleは、著作権侵害に対する対策に本腰を入れてきているように思います。

余談ですが、私の知人のyoutuberは、著作権違反でアドセンスアカウントが消去され、2ヶ月分の広告収入(約40万円)が水の泡になってしまいました。アカウント削除の原因となったであろう動画では、テレビドラマのシーンのほんの一部を使用していただけでしたが、あっという間に削除されてしまいました。

1つのミスで、即アカウント停止。これは、極端な例だったのかもしれませんが、動画におけるルールのシビアさを垣間見た気がしました。

 

まとめ

1e6e851a-cf9d-47f6-8462-9a746c70f431

現状のyoutubeで横行しているような「まとめ動画」や「キュレーション動画」で稼げるのは、著作権侵害に対する対策が不十分な今だけでしょう。

結局私の結論としては、youtubeを用いて持続的に稼いでいくためには、オリジナルコンテンツを作成していく事が必須であると考えています。

もし、持続的に稼いでいきたいのであれば、動画作成力を磨きつつ地道に投稿していくというプロセスを通して、コツコツと動画資産を増やしていくしかありません

 

参考:私がyoutubeに参入するなら・・・

Modern businessman touching future technology social network button

さて。ここまで「youtubeで稼ぐ」ということに対して、否定的なことばかり書いてきました。でも、否定ばっかりしているって卑怯ですし、なんの生産性もありません。

そこで、「もし、私がyoutuberになるなら、どんな戦略で稼いでいくか?」という事を考えてみました。戦略は、以下の通りです。

  1. 参入はゲーム動画。実況系、やり込み系、格ゲーなど。特定のゲームタイトルで専門のチャンネルを作成し、ファンがストックしていくようにする。
  2. ゲームタイトルとしては、その時旬のゲームか、何年も続いているような老舗ゲームで参入する(旬なゲーム:パズドラ、妖怪ウォッチ、モンスト等。老舗ゲーム:FF、テイルズ、ドラクエ、KOF、USF、スマブラ等。)
  3. 可能であれば、動画タイトルに英題も付け、海外からのアクセスも促進する。

こんな感じでしょうか。

images (1)

個人的にはゲーム実況系、特に格ゲーの実況系はかなり熱い分野であると思っています。最近だと、EVOといった世界的な格闘ゲーム大会が、どんどんその規模を広げていますし、各タイトルがグローバル化してきています。

例えば、ストリートファイターといった人気タイトルだと、海外にもファンが沢山いますし、プロ格ゲーマーも誕生しつつあります。日本でも、梅原大吾さん、ときどさん、ぼんちゃんさんなど、プロゲーマーが出始めていますしね。

またゲーム動画であれば、言語の壁を越えることも比較的容易だと思いますので、もしかすると爆発的なアクセスに発展するかもしれません。

現状、youtubeに参入していく予定はありませんが、一応ご参考までに。