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今回は、ダイレクト出版の販売ランキングにおいて、常にTOP5の一角を占めている「説得の心理技術」の書評&レビューです。

「悪用厳禁」というセンセーショナルな文言と、読者を睨みつける著者の顔が一面に掲載された表紙が特徴の本書ですが、果たして評価とは・・・

説得の心理技術の内容概要

Psychology of the human thinking. Abstract conceptual image

カルト教団に16歳まで入っていた著者デイブ・ラクハニが、洗脳・操作・人間心理を20年間以上研究した結果を「独自の説得理論」として昇華させ、一冊にまとめた本。

本書の構成は、以下の通り。

  • はじめに
  • Chapter1 操作
  • Chapter2 説得
  • Chapter3 ペルソナ 目に見えない説得者
  • Chapter4 パワーと信頼性の移行
  • Chapter5 ストーリーを語る
  • Chapter6 グルダム
  • Chapter7 信じたいという欲望
  • Chapter8 親近感
  • Chapter9 排他性と入手の可能性
  • Chapter10 好奇心
  • Chapter11 関連性
  • Chapter12 許可を与える
  • Chapter13 すばやく説得できるツール
  • Chapter14 説得の方程式
  • Chapter15 説得力を営業販売に生かす方法
  • Chapter16 説得力ある宣伝広告を制作する方法
  • Chapter17 説得力ある交渉術
  • Chapter18 電子通信技術を利用して説得する方法
  • Chapter19 説得術の習得

説得に当たって重要な要素と、それの使い方・習得の仕方などを具体的に解説しています。

説得の心理技術の評価&レビュー

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結論から言うと、この書籍は特にお勧めはしません。仮に購入するとしても、既にコピーライティングや心理技術に一定の知識・スキルがある方が、更に教養を広める目的で読む、といった感じです。

というのは、内容としては、ネットビジネスというよりはリアルビジネス向きの内容だからです

例えば、

  • 説得における服装の重要性
  • 信頼を勝ち取る為の発声方法と話し方
  • ビジネスにおける譲歩の引き出し方
  • 専門家というポジショニング戦略
  • 話に説得力を持たせるためのストーリーテリング
  • 落ち着きある印象を見せる為の立振舞いと所作

といったように、「対面での営業活動を通して見込み顧客を説得する」という事を念頭にした記述が多いです。

もちろん、ネットビジネスだろうとリアルビジネスだろうと、説得における根本は当然一緒です。また、「相手を説得し商品を購入してもらう」という目的は、共通しています。

ただ、ネットビジネスに関しては、やはり非対面での説得であり、主に文章を通して説得が行われる点においては、対面での説得とは若干異なってきます。文章を使い、どうやって購買意欲を掻き立て、クロージングしていくかというところが重要なのです。

ですので、コピーライティングや説得技術を学ぶ上で、それらのスキルへの理解を深めるのに役立つとは思いますが、やや遠回りな印象です。既に、ある程度の前提知識がある人が、その知見を広めるために読むのはアリですが、初心者は特に読む必要はないと思います。

ちなみに・・・

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説得の方法論や理論の解説に関しては、「現代広告の心理技術101」や「影響力の武器」を既に読んでいる方にとっては、特に目新しい記述はないと思います。

影響力の武器の「権威」の応用と言える内容ですので、影響力の武器をしっかりと理解している方にとっては、本書の内容は若干物足りないかもしれません。

しかし一方で、「説得の心理技術」では、専門家やプロとしてのポジショニングを確立し、話に説得力を持たせるという事を重要視しており、一冊を通してその方法論を解いています。権威を利用した説得術の方法論や、「具体的にどのように権威性を確立していくか」という点は、かなり細かい記載があります。ですので、その辺りの知識を更に掘り下げたい方は、是非購入してみて下さい。

ちなみに、ダイレクト出版の書籍に関しては、全額返金保証が付いていますので、試し読みしてみたい方は、読むだけ読んで返金するのもありかも知れませんね笑 よろしければ、どうぞ。

「説得の心理技術」の公式サイト(返金保証付)はこちらです。

同じダイレクト出版では、こちらの書籍もおススメです。

「現代広告の心理技術101」の公式サイト(返金保証付)はこちらです。