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アドセンス広告に関して、「貼る数が多ければ多いほど、報酬は上がっていく」と、自分で何も調べることなく、そう思っている人は少なくありません。

という訳で今回は、実際にスマホに貼るアドセンス広告数を増減させ、広告収入の金額やサイトパフォーマンスをチェックしてみました。

広告の配置

Evernote Camera Roll 20150211-01 Evernote Camera Roll 20150211-02

変更点としては、スマホのアドセンス広告を1つ増やしたことです。サイトを開いたときに、すぐに目に付く位置にレクタングル大・テキストを設定してみました。

サイト訪問者が、必ず見る位置に広告を設定することで、もしかしたら高いクリック率を得ることができ、大幅な報酬アップに繋がるのではないかということで、広告を置いてみました。

まあ、結果はどうなるかは分かりませんが、とりあえず実験してみようと思った次第です。

最適広告数チェック 実験準備

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配置する広告それぞれに対して名前を付け、場所ごとのクリック率やクリック単価を調べて行きましょう

面倒なプロセスかもしれないが、この作業を怠ると、実験結果を誤って解釈してしまったりする可能性がありますし、実験の効果が薄れてしまう危険性があります。

「⚪︎⚪︎に配置した広告のクリック率が悪い」といったように、具体的に把握するためにも、広告ごとの名前付けは怠らないようにしましょう。またこれも当然ですが、アドセンス広告は、サイトAとサイトBで共有するべきではありません。1サイト毎に、新しく広告を設定するようにしよう。

結果発表ー!!

<スマホ広告3つ 2015/01/18~2015/01/23>

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<スマホ広告2つ・A 2015/01/24~2015/01/29>

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<スマホ広告2つ・B 2015/01/30~2015/02/04

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<スマホ広告2つ・C 2015/02/05~2015/02/10>

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スマホ広告を2つ(記事下・記事最下部)に掲載したケースと、スマホ広告を3つ(記事上・記事下・記事最下部)に掲載したケースでのアドセンス報酬の金額を比較してみました。対象期間は、それぞれ6日に設定しておきました。

結果は、キャプチャ画像の通りなのですが、圧倒的にスマホ広告が2つの時の方がパフォーマンスが良く、収益にして約150%くらいです。つまり、当初の予想に反して、広告を増やしたことによって収益が激減してしまった訳です。

やはり、実験しないと分からない事って多いですね。勝手な思い込みで広告数を増やしていたら、大損になってしまうところでした。

また、アドセンス規約の関係で隠している広告クリック率とクリック単価に関してですが、どちらの指標も、スマホ広告が2つの時の方が圧倒的に高かったです。広告が無駄に多いと、サイト訪問者がアドセンス広告をクリックしてくれる確率が、低くなってしまうようです。

ちなみに、厳密に言うと各曜日ごとの変動の影響を排除するために、7日間に設定する必要がありますし、サンプルとなる対象期間が比較的短いため、必ずしも正確なデータではありません。もし、厳密な結果を求めるのであれば、それらの影響をなるべく排除する必要があります。

広告を増加させることによる副作用

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広告を増やすのであれば、報酬と一緒にチェックしなければいけないのが、グーグルアナリティクスのデータです。

広告報酬が増えても、平均PV数やサイト滞在時間といった指標の数字が下がっては元も子もありません。その当たりのデータも参考にしつつ、最終的に広告を増やすのか、あるいは広告を減らすのかを決定しなければいけないのです。

比較して欲しい指標は、ページ滞在時間、平均PV数、離脱率、直帰率などですね。ビフォーアフターの比較を通して、しっかりとチェックして行く必要があるのです。

もし、サイトパフォーマンスが少しでも下がっているということであれば、それはSEO的な評価の低下に直結するので、やめた方がいいでしょう。いずれ検索順位が下がっていって、結局元々の広告の時よりも、稼げないサイトになってしまうリスクが高いです。

説明はさておき、早速アナリティクスの結果を見ていきましょう。

<スマホ広告3つ 2015/01/18~2015/01/23>

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<スマホ広告2つ・A 2015/01/24~2015/01/29>

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<スマホ広告2つ・B 2015/01/30~2015/02/04

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<スマホ広告2つ・C 2015/02/05~2015/02/10>

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表にすると、こんな感じです。

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当初予想だと、「広告を増やすと、サイトパフォーマンスは圧倒的に下がる」と考えていました。しかし、この表の数字を見る限りだと、広告が2つでも3つでもあまり変わらないようですね。また、予想を裏切られたようです。結果はむしろ、広告が多い方が各指標の値が良いような気さえします汗

今回の実験では、期間が1週間と比較的短かったので、統計学的にはかならずしも信用できないところもありますが、全体的な傾向は変わらないと思いますので、1つの結果として受け止めたいと思います。

結論、まとめ

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アドセンス広告を含め、広告はただ貼れば良いというものではないし、数が多ければ報酬が増えるというものでもありません。また、考慮するべきは、報酬額の増減だけでもありません。広告を貼った時の影響というのは、それが読者に与える影響も同時に加味するべきであり、総合的に判断する必要があるのです。

基本的には、広告というのは読者に嫌われる存在です。少なければ少ないほど、読者にとってはありがたいはずです。ですので、「どの程度であれば、読者は広告を許容してくれるのか?」を、アナリティクスのデータなどをチェックしながら、見極めていきましょう。

今回の実験では、「広告数は増やすべきではない」という結論に至りましたが、どういう広告配置・数にするのが最善なのかということは、実際に広告を貼って見ないと分からない事です。実際に実験すること自体は、非常に重要なプロセスなので、「この広告配置ではうまくいかない」という事が分かっただけでも大きな成果だと言えますね。

みなさんも、記事のネタにもなるし、是非積極的に実験を行って行きましょう。